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【腰痛ツボ解説】整骨院の先生が教える!自宅でできる即効性のあるツボ押し

慢性的な腰痛にお悩みではありませんか?このページでは、ご自宅で簡単にできる即効性のあるツボ押しをご紹介いたします。ツボ押しのメカニズムから、腰痛の種類に応じた効果的なツボの場所、さらにツボ押しと併用したいストレッチや筋トレ、日常生活での姿勢改善まで、腰痛改善のためのセルフケア情報を網羅的に解説しています。つらい腰痛を根本から改善し、快適な毎日を送るためのヒントが満載です。ぜひ、この記事を参考に、ご自身に合った方法で腰痛ケアに取り組んでみてください。

1. 腰痛に効くツボとは?そのメカニズムを解説

腰痛は、現代社会において多くの人が悩まされている症状の一つです。その痛みを和らげる方法の一つとして、ツボ押しが注目されています。ツボ押しは、身体の特定の部位(ツボ)を刺激することで、痛みや不調を改善する伝統的な療法です。ご自宅でも手軽に行えるため、腰痛でお悩みの方にとって、セルフケアとして非常に有効な手段となります。

1.1 ツボ押しで腰痛が和らぐ理由

ツボ押しで腰痛が和らぐメカニズムは、いくつかの要素が考えられます。まず、ツボ押しによる刺激は、筋肉の緊張を緩和する効果があります。腰痛の原因の一つに、筋肉の過緊張や血行不良が挙げられます。ツボ押しは、これらの状態を改善することで、痛みを軽減すると考えられています。

また、ツボ押しは、エンドルフィンなどの神経伝達物質の分泌を促進するともいわれています。エンドルフィンは、鎮痛作用を持つホルモンであり、痛みを和らげる効果が期待できます。さらに、ツボ押しは、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。自律神経の乱れは、腰痛を含む様々な身体の不調を引き起こす可能性があります。ツボ押しによって自律神経が整えられると、腰痛の改善につながると考えられます。

1.2 腰痛の種類とそれぞれの原因

腰痛には様々な種類があり、その原因も多岐にわたります。代表的な腰痛の種類と原因を以下にまとめました。

腰痛の種類原因
ぎっくり腰急な動作や重いものを持ち上げた際などに、腰の筋肉や靭帯が損傷することで起こります。
慢性腰痛長時間のデスクワークや不良姿勢、運動不足などが原因で、腰の筋肉が疲労し、血行不良を起こすことで発生します。
椎間板ヘルニア背骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで、腰痛だけでなく、脚のしびれや痛みも引き起こします。
脊柱管狭窄症加齢などにより脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで、腰痛や脚のしびれ、間欠性跛行などの症状が現れます。

ご自身の腰痛の原因を正しく理解することは、適切な対処法を選択するために重要です。ツボ押しは、ぎっくり腰や慢性腰痛といった、筋肉の緊張や血行不良が原因となる腰痛に特に効果的であると考えられています。しかし、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、他の病気が原因で腰痛が生じている場合は、医療機関への受診が必要となることもあります。

2. 【解説】腰痛に効くおすすめのツボ7選

腰痛でお悩みの方、辛い痛みを何とかしたいですよね。ここでは、ご自宅で簡単にできるツボ押しで腰痛を和らげる方法をご紹介いたします。ツボ押しは、東洋医学に基づいた伝統的なセルフケア方法です。それぞれのツボの位置と押し方を正しく理解することで、効果的に腰痛を緩和することができます。

2.1 環跳(かんちょう)

環跳は、お尻のやや外側、腰骨の上端と太ももの骨の出っ張りを結んだ線の中央よりやや外側に位置しています。立った状態で片足を少し前に出し、反対側の手で軽く押すと分かりやすいでしょう。中指の腹を使って、気持ち良いと感じる程度の強さで3~5秒ほど押してください。これを数回繰り返します。

2.2 委中(いちゅう)

委中は、膝の裏の中央にあります。膝を軽く曲げると、シワの中央に位置するツボです。親指の腹を使って、3~5秒ほど押します。環跳と同様に、数回繰り返しましょう。座った状態で行うと楽に行えます。

2.3 志室(ししつ)

志室は、背骨から指幅2本分外側、腰骨の上端と同じ高さにあります。左右両方にツボがあるので、それぞれ同じように刺激します。中指の腹を使って、3~5秒ほど押してください。これを数回繰り返します。

2.4 大腸兪(だいちょうゆ)

大腸兪は、腰骨の上端から指幅4本分外側に位置しています。左右両方にツボがあるので、それぞれ同じように刺激します。中指の腹を使って、3~5秒ほど押してください。これを数回繰り返します。腰を反らすとツボが分かりやすくなります。

2.5 腎兪(じんゆ)

腎兪は、腰骨のすぐ上、背骨から指幅1.5本分外側に位置しています。左右両方にツボがあるので、それぞれ同じように刺激します。中指の腹を使って、3~5秒ほど押してください。これを数回繰り返します。

2.6 腰眼(ようがん)

腰眼は、腰骨の上端から指幅3~4本分外側に位置しています。左右両方にツボがあるので、それぞれ同じように刺激します。親指の腹を使って、3~5秒ほど押してください。これを数回繰り返します。腰を反らすとツボが分かりやすくなります。

2.7 承扶(しょうふ)

承扶は、お尻の中央の割れ目から真上に向かって指幅3本分のところに位置しています。座った状態で、お尻の筋肉に指を押し当てると分かりやすいでしょう。親指の腹を使って、3~5秒ほど押してください。これを数回繰り返します。

2.8 整骨院での施術との併用

これらのツボ押しは、整骨院での施術と併用することで、より効果的に腰痛を改善することができます。ご自身の症状に合った適切な施術とセルフケアを組み合わせることで、早期の回復を目指しましょう。ツボ押しはあくまで補助的なセルフケアであり、痛みが強い場合や症状が改善しない場合は、整骨院に相談することをおすすめします。

ツボ位置押し方
環跳お尻のやや外側中指で3~5秒押す
委中膝の裏の中央親指で3~5秒押す
志室背骨から指幅2本分外側、腰骨の上端と同じ高さ中指で3~5秒押す
大腸兪腰骨の上端から指幅4本分外側中指で3~5秒押す
腎兪腰骨のすぐ上、背骨から指幅1.5本分外側中指で3~5秒押す
腰眼腰骨の上端から指幅3~4本分外側親指で3~5秒押す
承扶お尻の中央の割れ目から真上に向かって指幅3本分親指で3~5秒押す

3. 腰痛を予防するためのセルフケア

腰痛は、一度発症すると再発しやすい慢性的な痛みとなる場合もあります。日頃から腰痛を予防するためのセルフケアを心がけることが大切です。

3.1 ストレッチ

筋肉の柔軟性を高め、血行を促進することで、腰痛を予防することができます。下記に紹介するストレッチは、腰への負担が少ない方法です。無理のない範囲で行いましょう。

3.1.1 腰痛予防におすすめのストレッチ

ストレッチ名やり方ポイント
膝抱えストレッチ仰向けに寝て、両膝を胸に引き寄せます。抱えた膝を軽く揺らすと、より効果的です。息を吐きながら行うと、筋肉がリラックスしやすくなります。
ガス抜きポーズ仰向けに寝て、両膝を立てます。片方の膝を両手で抱え、もう片方の足は床につけたままにします。抱えた膝を胸に引き寄せ、数秒間キープします。反対側も同様に行います。腰を床につけたまま行うことがポイントです。
お尻伸ばしストレッチ床に座り、片方の足を伸ばし、もう片方の足を曲げてかかとをお尻に近づけます。曲げた足の太ももを両手で抱え、上半身を前に倒します。無理に伸ばしすぎず、気持ち良いと感じる程度で行いましょう。

3.2 筋トレ

腰回りの筋肉を鍛えることで、腰への負担を軽減し、腰痛を予防することができます。腰痛予防に効果的な筋トレとして、ドローイン、プランク、バックエクステンションなどがあります。これらの筋トレは、正しいフォームで行うことが重要です。最初は無理せず、徐々に負荷を上げていきましょう。

3.2.1 腰痛予防におすすめの筋トレ

筋トレ名やり方ポイント
ドローイン仰向けに寝て膝を立て、お腹を薄くへこませた状態をキープします。呼吸を止めずに自然な呼吸を続けながら行います。
プランクうつ伏せになり、肘とつま先を床につけ、体を一直線に保ちます。腰が反ったり下がったりしないように注意します。
バックエクステンションうつ伏せになり、上半身を反らします。腰に痛みがある場合は無理に行わないようにします。

3.3 日常生活での姿勢

日常生活での姿勢も腰痛に大きく影響します。正しい姿勢を意識することで、腰への負担を軽減し、腰痛を予防することができます。

3.3.1 正しい姿勢

  • 立つ時:背筋を伸ばし、お腹に力を入れる
  • 座る時:浅めに座り、背もたれに寄りかかる。足を組まない
  • 物を持ち上げる時:膝を曲げて、腰を落とす

これらのセルフケアを継続的に行うことで、腰痛を予防し、健康な体を維持することができます。腰に違和感を感じた場合は、無理をせず、早めに専門家へ相談しましょう。

4. まとめ

この記事では、ご自宅でできる腰痛対策として、即効性のあるツボ押しをご紹介しました。環跳、委中、志室、大腸兪、腎兪、腰眼、承扶といった7つのツボを刺激することで、腰痛の緩和が期待できます。ツボ押しは、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進する効果があるため、腰痛の原因となる血行不良や筋肉の凝りを改善するのに役立ちます。さらに、ストレッチや筋トレ、日常生活での正しい姿勢を意識することで、腰痛を予防することも可能です。ご紹介したツボ押しとセルフケアを組み合わせて、つらい腰痛を改善し、快適な毎日を送るためにお役立てください。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

この記事を書いた人

院長 吉岡太郎 (よしおかたろう)

ひまわり鍼灸整骨院院長の吉岡太郎です。治療家歴12年、トレーナー歴8年で学んだ経験と技術をケガで苦しむ学生や体の不調で悩んでいる方に提供したいと思い独立開業に至りました。地域の皆様の健康を全力でサポートしていきたいと思っております。

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